野帳日誌(作業以外の墨出し屋日誌)
墨出し屋のポケットの中身、大公開!
「墨出し屋は重いものを運ばない」とよく言われます。たしかに足場や鉄筋を担ぐわけではありません。 でも、実は作業服のポケットの中がめちゃくちゃ重いんです…。23点、総重量510グラム!

筆記具、マーカー、製図シャーペン、チョーク、定規、関数電卓、レベルブック、光波の反射シート…。
これらを詰め込んだら、なんとペットボトル(500ml)1本分と同じ重さ。
着替えるたびに「総入れ替え」をしている私たちの作業服は、もはや“移動する文房具店”。
墨出し屋あるある・・・・
●雨の日のカッパは最大の敵
とにかくポケットに手が入らない!道具の出し入れでモタつきがち。
●レフシートは赤ちゃん並みにデリケート
ちょっとのキズや汚れで測量誤差に直結。胸ポケットに入れてるとすぐヨレヨレに…。
●夏は空調服が必須!
でもバッテリーが重くてさらにずっしり。ポケット数が少ない空調服は選択肢から即落ちです。
●おろしたてのペンも…
すぐ墨だらけ。新品は現場に持ち込むとたちまち墨だらけの「現場仕様」に。
●洗濯前に何度もチェック
作業服から出し忘れると、そのまま洗濯機で水没&妻が激怒…。
即座に対応できるよう、ポケットが「移動式ツールボックス」なのです。
「重いものは運びませんが..」墨出し屋は今日も500グラムの相棒を胸と肩に抱えて、現場へ向かうのです。